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新年度特別マザーリング 算数の得意な子 

投稿日:2022年4月5日(火)

『算数の得意な子』

我が子の姿勢はどうですか?背もたれに寄っかかったり、肘をついたり、足を組んでいませんか?
私立の難関小学校は、『姿勢が良くてルールの守れる子が成績の良くなる確率が高い。』事を知っています。
お行儀!姿勢!となぜ大人たちが口やかましく言うのか、早く子ども達にわかって欲しいですね。

 ある有名な学習塾の先生がおっしゃっていたのですが、ルールの守れない子は特に算数の力をつけるのにかなりな労力を要するそうです。
単純に、歩きながら物を食べないなどの普通の約束レベルの事すら守れない子は、当然算数のルールや意味、手順を正しく理解する事は困難でしょう。
【自我が強く、わがままな子】は普段の生活におけるルール作りにひと工夫する必要があり、自我の強い子=算数の力が弱いという事ではありません。幼児性が抜けた途端に算数力がグンと上がる子もいますし、我儘なのも、個々の成長課程の時期的、一時的な物である場合も考えられます。うちの子は頭が固い、強情だから伸びない…という、後ろ向きな結論で締めないように。難しい性格でも、まわりの人間が理解し、適切なケアをしてあげれば、変えられる要素は充分あるのです。
 自我は生後6ヶ月頃からどんどん芽生えはじめ、日々成長していきます。そして3歳~8歳あたりの時期は、言語知識の習得と人格形成の2つの切り口で影響を受けやすい時期となります。正に今、我が子はそのど真ん中にいるのです…。できる範囲でできる限りそばにいて、できる範囲でできる限り見てあげ、気づける範囲で気づける限り気づいてやり、愛情を注ぎましょう。これは、子どもファーストになりなさい、甘やかしなさい、と言う意味では全くありません。学力を視点にした話なのです。『愛情=甘やかす事ではない。』『愛情=存在を認める。居場所を与える。』『愛情=なるべくそばにいてあげる。』という事で、【精神の成長と情緒の安定】を促すものです。学力はピラミッドの上部であり、親の役割とは、育つ時期によって得られる精神の成長と、変わらない情緒の安定のための存在という、能力開花における、幼児期の土台中の土台を形成させる上で重要な部分の1段目となります。『うちの家系は数学が苦手だから…』は一旦封印しましょう。
 次に重要なのは、第3者となる専門家の見解とアドバイスです。この場合我々塾の講師がそれにあたります。子どもの事は親が一番知っているはずなのですが、目の前の我が子は生まれてまだ数年しか経っていません。と言う事は親も親になって4~5年ですから親が気づかない部分(気づけない部分)というのも沢山存在するわけです。一例ですが、我が子は学習障害ではないかなど、なかなか相談できない悩みが、実は普通にどの家庭でも同じようにあり、その原因は9割、目や耳や鼻にあり、ビジョントレーニングや耳鼻科などで解決する身体的な原因である事の方が多いという事です。とてもデリケートな心の悩みなので気軽に相談できる事ではありませんが、早く相談してくれていれば早い時点で解決できていたのに、いつまでも自分達だけで悶々としていた結果、年長の7月くらいまで無駄な時間を費やしてしまい伸び切らなかったという事も少なくはありません。『頭が悪い・努力が足りない』など偏った決めつけではなく、算数力をあげていき、なおかつ算数好きな子にするために、まず睡眠時間や食事など現在の生活習慣やリズムがおかしくないか見極めましょう。そして次に時間をかけて子どもを見ましょう。その子にあった方法は必ずありますよ。持って生まれたそれぞれの特性など、要因はたくさんあると思いますが、情報を探し色々試すのです。すぐに動ける親のフットワークの軽さこそが、子どもを救う決め手になるのです。子ども自身に対しては結果をすぐに期待せず、出来るのを待ってあげてください。諦めさえしなければ1歩ずつ必ず進みます。時間をかけて真剣に見てあげる事、そして第3者の視点をうまく取り入れる事、まわりとのチーム連携こそが大事な2つめのポイントです。お母さんだけ、両親だけでは限界があるのです。また、親の自己過信も、子どもを苦しませる原因である事も知っておきましょう。『私は完璧な子育てをしています。』と思っている方のお子さんこそ苦しんでいるかもしれません。症状は一緒でも原因はそれぞれで、遺伝子も環境も同じ兄弟なのに親の言う事を聞く子と全く聞かない子は存在します。距離を置いて見る事が出来る、血のつながらない第3者こそが頼りになる時なのです。我々は合格するための情報提供が役割です。しかし授業だけではなく、ご父母と子どもを理想的に向き合わせるアドバイスをする事も重要な役割だと思っています。長い時間と深い愛情、そして多くの知識によって、わが子に合った、素直な心にさせる最高の言葉は導き出されます。我が子にハッと気づかせるきっかけや言葉とは何か?それをさがすのが教育(能力を引き出すこと)の真髄です。どこにでもあるマニュアル言葉では、十分に引き出すことはできません。まずは、自分を伸ばすオリジナルの方法を、自分で見つけられる人間に育てる為に、最低でも10歳くらいまでは親の娯楽の時間を犠牲にして、子どもと向き合う時間をつくりましょう。簡単なようで難しい、一緒にいてあげる事が最高の愛情だと思います。

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