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塾長メモ⑧ 努力と成功の因果関係

投稿日:2022年6月20日(月)

◆努力と成功の因果関係◆
これから子ども達に、『目標に1歩1歩近づいて行く事=成功』であることをしっかり伝えていきましょう。一般的に幼少期の血のにじむ努力というものは成立しにくく、精神的に未熟な子どもにとって、手にマメを作りそのマメが破れても痛さをこらえ、尚やり続けると言う事はほとんど期待できません。
一般的に成功とは、ある目標を達成できた時のことを言うのだと思いますが、登っているのか下りているのかわからない螺旋階段のような幼児期は達成することではなく、『1歩近づく事こそが成功である』と教えてあげましょう。時に具体的な努力をしていなくても目標達成できる子もいます。ただしそれは本当の意味での成功と言って良いものか、判断はそれぞれですが、持ち合わせていたチカラがもともと高かったとか、運がよかったという捉え方もできますし、そんなものはただの通過点に過ぎない場合がほとんどです。何かを乗り越え、進化と成長の先にある目標達成こそ真の意味での成功と言うべきでしょう。幼児期の受験は個々に配られた能力カードはけっして強いものではありません。与えられたカードをいかに有効に生かしていくかは今のうちは大人側の力量です。
子どもに経験させたい成功とは、『今の自分を1歩超える事を積み重ね、その積み重ねの先に目標を達成できた事』であると思います。老若男女問わず進化する人間全てに共通している『努力できる素質』です。誰にでも備わっているはずですが、もって生まれた性格や育った環境、体力など様々な要因で個人差は生じます。当然ですが、能力は平等に備わって生まれてきていません。限界を感じた時にその限界値を超えるためにどう踏ん張れるか考え、実行する事こそ、正しい努力の定義でしょう。マメもできない素振りでは努力とは言い難く、マメが壊れた時に踏ん張ることこそが真の努力です。努力≠快適です。しかし努力のパワーの源に『楽しさ』や『興味』は不可欠です。楽しさと言うのはおもしろおかしい事ではなく、努力の対価に対する興味深さや自分が進化するおもしろさに気づくことでしょう。もう一つ、『支えてくれる人の存在』も大切です。大人ならば支えてくれる人がいなくても、努力自体を強い精神力で出来る人も多いと思います。支えてくれる人は努力に勢いをつけてくれます。努力の行き着く先に1ミリでも進化があれば、必ずそれは成功へと導かれていくのです。目的の達成まで1ミリの進化を根気強く継続する心意気が若い時期に備わると、その子の人生はとても有意義な人生になるはずです。過去の偉人や成功した人々の、『諦めない限りは失敗ではない。』という類の格言はたくさんあります。1ミリの進化の積み重ねこそ、幼い我が子に伝えたい大切な習慣です。目に涙をためて、歯を食いしばって努力している我が子を見るのは胸がつまりますが、その瞬間こそ、親から見て一番喜ばしい姿であることを忘れないでください。毎年合格に導く親の信念は共通して鋼のような強さです。今こそ意地を見せるときです。秋の試験本番に向け、鬼にならなければならない時があるとすれば、それは今ですよ。『前向きな学習管理』という意味で子どもをしっかり指導していきましょう。

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